99年1月の映画のほらあな


「ドーベルマン」、’98仏 1月17日

監督:ヤン・クーネン、出演:ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ

出だしのコンピュータグラフィックスからなかなか面白そうな予感を感じさせるバイオレンスアクション。
実際アクションはタランティーノばりで迫力はあった。ストーリーはないの等しい。強いて言えば一言
「強盗対警察」。どっちも狂気の人間のせいかあまり同情の予知が感じられなかった。題名を聞いて一番
最初に思い出したのは日本のコミック「ドーベルマン刑事」。フランスはかなりコミックが盛んな国だと
聞いているのでもしかするとその影響も入ってるのかも。残虐だけどアメリカのアクション映画にないお
洒落さを感じさせた。バイオレンスものが好きな人にはお勧め。ただ結末は続編を作りそうな終わり方で
した。ちょっとすっきりしなかった。主人公のドーベルマン役の人は松田優作とアントニオ・バンデラス
を足して2で割ったような印象を受けました。モニカ・ベルッチは「アパートメント」に出てました。

「GODZILLA」、’98米 1月21日

監督:ローランド・エメリッヒ、出演:ジャン・レノ、マシュー・ブロデリック

言わずと知れたアメリカ版ゴジラ。これだけ書けばストーリーは必要ないでしょう。でも弱すぎです。
ゴジラというよりは巨大な恐竜という感じでした。これを見てなぜか「キングコング」を思い出しまし
た。あんまり書くとネタバレになりそうだけど最後のほうでそう思いました。しかしある意味では日本
と同じ作り方でしたね。もっと既存の兵器が効かないくらい強いゴジラがいいな。でもそうすると人類
滅亡か?(爆)登場人物にはほとんど感情移入出来なかったっす。緊迫感がとぼしすぎたせいでしょう。
唯一の見物はやっぱりSFXの技術でしょうね。これだけは日本版ゴジラが真似出来ないほど凄い!

「リーサル・ウェポン4」、’98米 1月23日

監督:リチャード・ドナー、出演:メル・ギブソン、ダニー・グローバー、ジョー・ペシ
レネ・ルッソ、ジェット・リー(リー・リンチェイ)

久しぶりにアメリカの正統派アクション映画を見たって感じっす。コミカルでスリル満点でした。
中国難民と中国の偽札、蛇頭(チャイニーズマフィア)が絡んでます。ストーリーはいわずもがな
でしょう。ジョー・ペシはうまいね。役者って感じがする。リー・リンチェイは悪役もなかなかで
した。でももっとカンフーを見たかった気もする。ジャッキー・チェンのように善玉役でアメリカ
映画に登場してもらいたいもんです。たまにはこういうアクションもいいかも。ちなみに普段はあ
んまり見ないんですよ。現代劇のアクションもの。でも続けて見ると食傷しそう。。。

「エイリアン4」、’98米 1月25日

監督:ジャン・ピエール・ジュネ、出演:シガニー・ウィバー、ウィノナ・ライダー

いやー面白かった。シリーズでは最初の作品に次いで面白かったです。昼間UFO特集やってたせいか
ちょうどSF物見たかったこともあるんだろうけど。ストーリーは大筋では同じです。ただリプリーが
エイリアンと混じったDNAを持つクローンだということになってます。最後は全然意表を突かないけ
どあんな解決策ありなのか?なんだか正統派のスペースオペラが見たくなりました。宇宙ってそれ自体
なんかロマンをかきたてるものがあるし。宇宙船に乗って宇宙旅行したいなー。。。この歳でこんなこ
とばかり考えているから変な夢見るんだろうか?(爆)

「L.A.コンフィデンシャル」、’98米 1月26日

監督:カーティス・ハンソン、原作:ジェームズ・エルロイ、出演:ケヴィン・スペイシー、
ラッセル・クロウ、ガイ・ピアス、キム・ベイシンガー、ダニー・デヴィート

めちゃ面白いじゃないですか。原作読んでないけど読みたくなった。時代は50年代あたりか?
場所は題名の通りロスアンジェルス。ある日ナイト・アウルという簡易食堂で殺人事件が起きる。
そのとき店にいたものは皆殺しにされていた。その捜査線上に3人の黒人少年が。しかし・・・。
あんまり書くとネタバレになるのでこの辺にしときますが、すごく面白かった。エクスリー巡査
が主人公といえば主人公なんですが、それ以外の警官達もそれぞれ個性があって面白かった。特に
TVドラマの顧問をしているジャック、こわもてのバドなど。キム・ベイシンガーは綺麗だったし
全編にうまく緊迫感が漂っており、最後まで一気に見れること間違いなし。落ちもすっきりして
悪くなかったです。原作はどんなんだろう?気になる。

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