99年4月の映画のほらあな


「パパラッチ」、’98仏 4月14日

監督:アラン・ベルベリアン、出演:パトリック・ティムシット、ヴァンサン・ランドン
カトリーヌ・フロ、ナタリー・バイ、イザベル・アジャーニ

哀しくも面白いお話でした。有名人を付け回し写真を撮ることを生業としているパパラッチ。
彼らに忌み嫌われながらも金のためせっせと有名人を付け回す。そこに登場するのが主人公
のパパラッチに偶然写真を撮られたため失業してしまった男。腹を立てた男はその写真が載
せられた雑誌社に抗議に行くのだが、いつしかパパラッチの魔力にはまっていく・・・。
この小男が面白いし、彼らを取り巻く人たちが怒りまくる、怒りまくる。最後には哀しい出
来事もあってエンターテインメント映画に仕上っています。ちょっとお勧めかな???

「マスク・オブ・ゾロ」、’98米 4月23日

監督:マーティン・キャンベル、出演:アントニオ・バンデラス、アンソニー・ホプキンス
キャサリン・ゼータ・ジョーンズ

久々に観ました。痛快時代アクション。特に洋物は久しぶり。なかなかよかった。過去に観た
ゾロとは違った設定です。アメリカ大陸に進出したゾロ。最後の闘いを権力者に挑み、無事
屋敷に戻った。しかし敵の総督に正体を知られていたゾロは妻を殺され娘を奪われ、しかも
捕らえられ牢獄に幽閉されてしまう。それから20年後・・・ゾロは牢獄を脱出。ふたたび
アメリカに戻った総督を倒すため密かに画策する。その協力者として昔の闘いで助けて
くれた少年が成長して登場し、新たにゾロとなる。その役をアントニオ・バンデラスがやり
過去のゾロをアンソニー・ホプキンスが演じている。アクションは痛快。何も考えず楽しんだ。
舞台はアメリカの西海岸のカリフォルニアだが、西部を舞台としながら剣戟映画としたのは
多少無理があったような気がするけど(^^;。新人女優のヒロインはデミ・ムーアを痩せさせた
みたいだったが、なかなか綺麗。でもこの手の映画はやっぱりヨーロッパが舞台の方がいい。

「ロスト・イン・スペース」、’98米 4月27日

監督:スティーブン・ホプキンス、出演:ウィリアム・ハート、ゲイリー・オールドマン
ミミ・ロジャース、マット・ルブラン

宇宙家族ロビンソンの映画版。うちの田舎ではTV放送やってなかったので比較できないのが
残念だが、なかなか面白かった。CGの技術が進んでることもかなり影響してるだろう。舞台
は21世紀。地球の資源はすでに枯渇。人類絶滅の危機にさらされていた。そこで宇宙移住計
の準備のためロビンソン教授とその家族、宇宙飛行士、彼らを殺そうとして誤まって乗ってし
まった悪役の医師の合計7人はジュピター号で旅にでるが、悪医師のゲイリーオールドマンの
仕掛けによって宇宙船は軌道を大きく外れ、あわや太陽に追突!やむを得ず超高速で異空間に
脱出するが、宇宙を放浪することになってしまう・・・。ゲイリーオールドマンは小悪党みた
いな感じでちょっと迫力ないけど状況が状況だけにそれもしかたないか・・・。人気TVシリ
ーズの「フレンズ」に出演の1人、マット・ルブランが宇宙飛行士として出てます。やっぱり
一番の楽しみはCGかな?蜘蛛は嫌いだが、CGの蜘蛛はおぞましさが足らず。それより最後
に出た変身してしまった医者がなかなかよかった。落ちはちょっとやりすぎの感がある・・・。

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