99年10月の映画のほらあな


「マトリックス」、’99米 10月13日

監督:アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー 出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス

面白かったす。このところ映画館はあんまりいってないのですが、画面から目が離せなかった
のは久しぶりかも。物語はいきなり始まる。警察が包囲した謎の女。取り押さえようとしたが、
あっという間にすべて殺されてしまう。追ってくるサングラスの男たち。しかし女はまんまと
逃げおおせる。それもあっという間に・・・。ここまでがプロローグ。ソフト会社に勤めるプ
ログラマ、裏ではネオという名でハッカーをやっていた。彼は何かがおかしいことに気づいて
いた。その何かとは?またマトリックスとは?彼にアクセスしてくる謎の人物モーフィアスと
は何者か?映画館の扉の近くに座ったのは最悪だったし、映像が途中で飛んだような個所があ
ったのも最悪でしたが、映画自体は面白かった。電脳格闘アクション映画とでも申しましょう
か。カンフーアクションはなかなか本格的でした。完全にブルース・リーでした(笑)。CG
も見せてくれた。ローレンス・フィッシュバーンは渋くてよかったし、裏切り者役のおっちゃ
んはいかにも裏切り者役らしかったし、エージェントは無機的な感じでぴったりだったし、お
ねーちゃんは強くて綺麗でした。でも柔術と中国拳法を間違うなんてまだまだ東洋についての
知識はいい加減っすね。でも映画を見てインドのマーヤーという思想を思い出しました。あと
最後に出た数字の羅列、コンピュータはいつのまに10進に?(ダンプリストに似てたから(^^;)
細々したことはともかく面白い映画でした。これ以上はネタバレになってしまいそうなので書
けませんがお勧めっす。わしもビデオ化されたら再チェックする予定だす!

「プラクティカル・マジック」、’98米 10月28日

監督:グリフィス・ダン、出演:サンドラ・ブロック、ニコール・キッドマン

期待以上に面白いファンタジーでした。遠い昔、みずからの呪いによって恋すると相手に死が
訪れるようになってしまったある一族…ときは流れて現代、その子孫である魔女と呼ばれる2
人の姉妹の物語。子供のころ、母親からそんな話を聞かされて育った2人。妹は自由奔放な
赤毛美女、姉は黒髪の大人しい美女。姉のほうは恋をしないつもりだったが、叔母たちの魔法
にかかり、恋をして結婚して女の子を2人産んで幸せ家族となる。ところが言い伝え通り、夫
は死んでしまう。悲しみにくれる姉。一方、妹は悪い男に捕まり、暴力を振るわれる。姉に助
けを求める妹。ところがこの先事態は急展開を見せる。果たして・・・。「魔女の宅急便」みたい
で感じのいいファンタジーでした。主役のサンドラ・ブロックとニコール・キッドマンはもち
ろん、2人のおば役のダイアン・ウィーストとストッカード・チャニングもいい味出してます。
しかしアメリカ映画って子役がいいっすね。というかよく大人になった時の顔に似てる子を探
してくるよなー。そうの厚さを感じる。特にサンドラ・ブロックの子役の子は特によく似てた。

「8mm」、’99米 10月29日

監督:ジョエル・シューマカー、出演:ニコラス・ケイジ

うーむ。(意味深)いや面白かったんだけどね・・・。亡くなったある大富豪の隠し金庫から
発見されたスナッフ(殺人)らしきフィルム。そのフィルムに映っている少女の捜索のために
雇われた探偵ウェルズ。頼りはフィルムだけ、という状況のもとで少女の行方を捜す。その
は果たして本物なのか?少女の行方は?ちょっと野心家でまじめな探偵をニコラス・ケイジが
熱演しています。相変わらず演技はうまい。だがストーリーはちといただけないような気が・・・。
なんだかどっちつかずの中途半端って感じでちょっと見終わった後、後味が悪かった。しかし
普通のポルノなら男なら大抵誰でも見たことあると思うけど、こういうのはちょっと・・・。

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