<講演資料>
発達に応じた家庭での接し方
【3】自閉症の特性
A.自閉症とは…3歳までにおこる次の主症状を主徴とする行動的症候群
社会的交渉における質的障害:視線 表情 人と共感できない
コミュニケーションにおける質的障害:共同注視 指差し ごっこ遊び ことば
反復的・常同行動、狭い関心や活動性:こだわり 儀式
* 自閉症にしばしば伴う行動特徴
低年齢:多動、感覚の異常、極端な偏食、睡眠障害など
高年齢:強迫様症状、自傷行為、他害、周期性の気分変動など
B.自閉症の特徴
能力に凹凸がある。
75%の人は知的障害を伴う。
3割の人に脳波異常が見られる。
関係を理解しにくい。
自閉症は親子関係や育て方の失敗という心因性の原因によるものではなく
何らかの原因→脳機能異常→表象機能の不全→認知と情緒の障害が起こる。
→自閉症の行動が環境とのからみあいで起こる。発達していく。