<講演資料>
発達に応じた家庭での接し方
同じ自閉症といっても、発達によって様相が違います。
自閉症の子どもさんは、限られた興味の中では、とても良くけなげに行動します。
「関係を理解しにくい」という彼らの特性を良く理解して、発達に合った適切な係わりをし、
将来の良い適応を計るために、また、子どもが生き生きと暮らしていけるために、
家庭でどう接していけば良いのか、考えてみたいと思います。
【1】はじめに 条件が整えば、障害をもつこと=不幸 ではない
家族・近隣の理解があり、
どんな発達段階であっても、その子なりの発達を重視して、
人間として尊重された教育的な働きかけがおこなわれ、
いくつかの選択肢の中から子どもに合った処遇が選べる。
【2】障害児をもった親の役割 コチラ
【3】自閉症の特性 コチラ
【4】発達に合わせた係わり
一番メインの「太田ステージ」のお話でありましたので、ここでは、あえて略します。
「太田ステージ」についての本:太田昌孝・永井洋子編『自閉症治療の到達点』『認知発達治療実践マニュアル』(日本文化科学社)
参考:HP「心の発達研究センター」 http://www.ar.wakwak.com/~yoshinis/mindLabo/index.html
【5】幼児期・学童期にしておきたいこと コチラ
【6】問題行動に対して コチラ
【7】障害児の親・家族
障害児のいる家庭は、多くは団結力と適応の面が高い。
親が、四六時中障害児の親でいるとしたら、必ずしも良い結果は生まれない。とりわけ、家族を犠牲にしたり、いつもプレッシャーをかけ、自分を追い込んでいる時は、むしろそこから離れて、頭の中をクリーンにすることを考えて実行してみる。(外出・好きなことをする。)
きょうだい:その子のための時間をほんの少しでも1日に1回(できれば決まった時間)をとる。「いやだな」という思いを口に出せるように。
【参考文献】
『自閉症治療の到達点』『認知発達治療実践マニュアル』夫々、太田昌孝・永井洋子編 日本文化科学社
『障害を知る本 7 自閉症のこどもたち』太田昌孝編 大月書店
『自閉症スペクトル』ローナ・ウィング 東京書籍
『ガイドブック アスペルガ−症候群』トニー・アトウッド 東京書籍
『自閉症のひとたちへの援助システム TEACCHを日本で生かすには』朝日新聞厚生文化事業団
『自閉症の手引き レインマンを知っていますか』日本自閉症協会
『自閉症ガイドブック シリーズ1 幼児編』日本自閉症協会
『お母さんたちからの発信 自閉症子育てのノウハウ集』日本自閉症協会茨城県支部