<講演資料>
発達に応じた家庭での接し方
【5】幼児期・学童期にしておきたいこと
A.幼児期
生活リズムを整える:睡眠・食事・トイレ他
生活習慣を身につける:マナー的なこと(立っておしっこ、ズボンの前から) 低学年の内に、プールの更衣室に一人で行けることを目指す…男の子の場合、母親は、公共のトイレやプールの更衣室に行かれなくなる。
態度づくり:ほめられると嬉しい、これをしたらこれが分かる、座る、待つ、順番
意思伝達の技能:言葉、それに代わるもの(指差し、身振り、手話、絵カード)
他人と係わる基本的能力:人は便利な存在、大人との関係→子どもへの関心
微細および粗大な協応運動
B.学童期
生活習慣:家でのお手伝い、簡単な買い物
認知を伸ばすこと:可塑性が高い内に教科学習
学習態度:集団経験(順送り、友を応援、手を挙げて答える、他)
相互交渉の技術
興味の幅を広げる:余暇活動に発展するように
善悪の判断:していいこと、悪いこと
C.思春期・青年期
親離れ・子離れ:一人で行動させる 交通機関の利用・買い物・電話・伝言報告
性的なことへの配慮:異性への関心を良い方向に伸ばす
社会へ出るための準備:生活習慣の見直し、マナー
職業技能:2時間半働き続けられる、あいさつ、終わったら伝える、分からない時聞ける