徳島県美馬郡一宇村
徳島県三好郡東祖谷山村 
高知県香美郡物部村

HOME


ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。
それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での行動が求められます。


無雪期


牛の背(1757) 天狗塚(1812) オコヤトコ経由   

オコヤトコ 経由
獣道ルート あり
ルートファインディングに ご注意
野生動物にも 要注意
平成15年11月1日 晴れ

祖谷山林道P地点  6:47 -- オコヤトコ 7:15 -- 尾根へ上がる 7:32 --1486P 9:24 --縦走路 10:30 --牛の背三角点 10:57 -- 天狗塚山頂 (12:44-13:52) --南西尾根経由  ---- 林道 15:30 --P地点 16:15

累計歩行距離 13.29km 累計標高差 1279m

栃瀬より R439を京柱峠方面へ 6.5k行くと ヘアピンカーブに 祖谷山林道の入り口がある。
道路標識 では 「大土地」方面となっている 林道へ進む。 また 天狗塚方面の看板もあり。

林道は未舗装で 500mごとに キロポストが 設置されている

谷道川沿いに 林道を さかのぼり 3.5k付近で駐車 

祖谷山林道 キロポスト 3.5kのところ から 谷に降りる。

谷道川を立派な 鉄の橋で 対岸に渡る。下流には砂防ダムがあり せき止められた水は透き通っている。
対岸の坂を上り 、旧道にでる。 
この付近 地図にある 「オコヤトコ」であるが 今では廃屋も朽ちて 跡形もない。
 いくつかの 壺、や碍子などの 焼き物の破片を散見することで、僅かに 集落の 痕を 感じとることが出来る。

尾根への登り口は 地図の古道を左斜めにクロスして 少し行った 平らなところから 上へ上がって行くと やがて右斜めに登って行く 山仕事用の ふみあとがあった。

標高差100mいくと 尾根に出て 尾根上には 立派な道がついていた。
 
この尾根上の道を 辿るが
すぐに 立派な道は 尾根の東側を捲くように 沢沿いに 入ってしまうので 
戻って 尾根を 忠実に トレースしていく。 

始めは 急な樹林帯の中で の登りだが やがて 地籍調査用の 赤色の境界杭が出てくる。地籍調査の作業中なのか 杭が10本くらい まとめて 所々に 置かれている。

道は ぐんぐん 標高を上げていき、振り返ると 土佐矢筈山 がすぐ近くに 朝日を浴び 大きく 見える。

古い境界標石 もある。
勾配が緩やかに なってきたら 1486Pにでた。

ダダ広い 平原上の 自然林のなか 気持ちの良いところだ。カラマツ林が あり 黄色く 黄葉している。
樹林の中に 野生動物が 集まる 水たまりがあった。

尾根は やがて 登り始め 木々は まだらになり  笹原の 草原 になっていく。
1570m位で 樹林帯を抜け出る。

振り返ると 土佐矢筈山が すこし 離れて きた。 1486P、1390Pも 見える。京柱峠の 高知側は雲海になっている。
草原上の 鹿道を 上へたどると 亀尻峠からの 主稜線にでた。

あとは 主稜線上の トレースをたどり 牛の背三角点 途中大休止で 展望を 楽しみながら 天狗塚山頂へ。
天狗塚 13:40 「13度 3m 南風 晴れ 心地よい 剣山 矢筈山系すべて見える」

下りは 天狗塚 南面につけられた 南西尾根ルートで 谷道へ下る。
谷道川を渡り 林道へ上がると そこで大きな工事をしていた。
紅葉に染まった 林道を少し歩き 駐車地点へ 帰る。  

HOME

コースメモ

オコヤトコを 経由して 地図上にある 道沿いに 尾根を 登っていくルートです。

旧道は谷道川右岸沿いにつけられ 小川から 古味 オコヤトコ 谷道へ至っています。
今では 旧道は 廃道化しているようで よく利用する 祖谷山林道は左岸につけられて いますので、どこで 対岸 に渡るかが ポイントです。

水量の少ないときなら 大きな問題はありませんが、ことに笹谷との合流部から下流部は 水量も多く 徒渉は には 注意が必要です。 

今回は 鉄橋を 利用しました。

オコヤトコ付近の 踏み跡は 色々附いていて いくつかのルートを 通っても 尾根に達することが出来そうです。

尾根に出てからの 尾根上の道は そのままいくと 尾根東側に捲いて 沢に沿いに 行ってしまいますので、注意が必要です。

1486Pからの ダダ広い 尾根は迷いやすく、 方角を確かめルート選定に 慎重に しなくてはなりません。
樹林限界を出て 笹原にでても 屈曲点が多く 注意が必要です。


祖谷山林道 と 祖谷山支線

祖谷山林道は 一般車の規制していませんが、キロポスト4.5k先の 祖谷山支線は出入り口で 通常 チェーンで規制して一般車は通行止めにしています。

祖谷山支線では 天狗塚 南西尾根 取り付き点付近 (スズカナル谷)で 現在 治山工事中です。

祖谷山林道の 祖谷山支線の入り口には 「工事関係者以外 立ち入り禁止」の標識があります。

たとえ チェーンが一時的に 外れていても  すぐに閉鎖されてしまい、 迂闊に入り込むと 閉じこめられることになる かもしれません 。

 くれぐれも 支線には 登山者などの 一般車は 入らないように して下さい。

歩いても 約1.6kmほどの 僅かな距離ですので 祖谷山林道側で 駐車なされる よう 願います。

 GPSトラックログ

カシミール(杉本智彦氏作)利用
国土地理院の数値地図25000(地図画像)「高知」「剣山」利用

赤テープなどについての 私の考え方は ここにあります。

これだけ自然が豊富な 場所に 赤テープのような 所詮は ビニールゴミになる ようなものを 残置しないように したいと いうのが私の考えです。

(ビニールよりは まだ 木綿の 赤布なら救えるけれど )それでも 付けないのが 一番 でしょう。

山は 登山者だけのもではありません。 山里の人 林業関係者 には ことに 赤テープは 嫌われます。

また 赤テープは  あとからくる 登山者の ルートファインディングの 楽しみを  奪ってしまうものなのです。

後から来る人のためにも 地図 磁石 何だったら GPSを 積極的に 活用しましょうと いうのが 私の考えです。 


ツキノワグマに関するサイトは

日本ツキノワグマ研究所
http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/

ツキノワグマ痕跡写真集
http://www.bekkoame.ne.jp/~fujitama/

「山でクマに会う方法 これだけは知っておきたいクマの常識」
     米田一彦 著     1996年10月10日 山と渓谷社
HOME
Leave No Trace (http://www.lnt.org/index.php)
日本語のページ
(http://www.lnt.org/TeachingLNT/LNTJapanese.php)


Copyright by TAKA
All Rights Reserved

平成15年11月2日第一版