明石市長無投票再選

〜 当然の結末 〜



私個人として大いに盛り上がった明石市長選挙は、最終的に、泉前市長の無投票再選という形で幕を閉じた。

(石材店)「この問題に関しては、しつこくフォローしてますねえ」
(幹事長)「こういうの好きなんよ」


もともとは、泉前市長が道路の拡幅工事をめぐって市の職員に暴言を浴びせたことが明るみに出て、自分勝手で独善的なマスコミが大はしゃぎして必死になって叩きまくった結果、泉前市長が2月に辞任したことが発端だ。
その辞任に伴って、3月に選挙が行われたんだけど、なんと泉前市長は対立候補の3倍以上の票を獲得して、誰もが予想もしなかったような圧勝をしたのだ。

なぜそんなに圧勝したのかと言えば、これまでの子育て支援などが圧倒的に評価され、主婦などから熱狂的な支持があったからだ。
そもそも市長の暴言は2年前のものであり、それを隠し録音していたものが、なぜ今頃になって表に出てきたのかと言えば、当初から4月に選挙が予定されていたから、対立候補側が、選挙の直前になって過去の暴言の録音を表に出して問題化させようとしたのだ。
でも、この暴言問題は、言葉は過激だが、仕事に不熱心な職員を叱咤しているだけであり、それほど問題にするような発言ではない。不熱心な職員を叱責して辞表を提出せざるを得なくなった泉前市長は、気の毒な気がするくらいだ。
そして、選挙権を持つ有権者は、その事をよく分かっていた。しかも、この時期に古い録音を持ち出してきた対立陣営に対して、大きな反発も招いた。対立勢力としては、こんな事態になるとは思ってもいなかった大きな誤算だったようだ。

このように、3月の選挙で泉市長が再選されたが、公選法の規定により、僅か1ヵ月後の今回、元から予定されていた本来の選挙が実施されるはずだった。しかし、対立候補の3倍以上の票を獲得して圧勝した直後なので、当然ながら対立候補は再び立候補する意欲は無く泉市長の無投票再選が決まったのだ。

3月の選挙で対立候補は「泉市長が当選したら、4月に再び選挙が行われる。これは税金の無駄遣いだ」なんてトンチンカンで的外れな主張をしていたが、それは本末転倒と言うものだ。
同じ論調でマスコミも泉市長を批判していたが、マスコミからは自己批判の声は聞こえない。あくまでも自分勝手で独善的なマスコミだが、猛省が必要ではないか。

(2019.4.15)



〜おしまい〜





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