アメリカ大統領選挙結果

〜 トランポ敗れる 〜



混乱を極めたアメリカ大統領選挙は、僅差のため手作業の再集計が行われていたジョージア州での再集計結果が出て、多少、差は縮まったものの、バイデンの勝利が変わらなかったことから、とりあえず全ての州での集計が完了しバイデンの勝利が決定した
トランポ大統領は、まだ敗北を認めてないが、さすがにもうどうしようもないだろう。トランポ大統領の敗北は確定した

(ピッグ)「トランプ大統領支持派の幹事長としては憤懣やるかたない?」
(幹事長)「誤解しとるなあ」


トランポはアホだ。徹底的にアホだ。
トランポが当選した4年前、あんな男を大統領に選んだアメリカ人のアホさ加減を徹底的に糾弾したが、その気持ちは今も変わっていない。
EU脱退を選んだイギリス人も理解できないほどのアホだが、トランポを選んだアメリカ人も絶望的なアホだ

(ピッグ)「でもトランプびいきのような意見が多いですけど」
(幹事長)「評価する点もあるからな」


4年前の記事にも書いたが、トランポに期待する項目として、
  ・中国をアメリカ市場から閉め出し、経済的に破綻させる。さらには南シナ海で中国海軍を殲滅させる。
  ・北朝鮮に核ミサイルをぶち込む。ついでに、ちょっと手が滑って中国にも核ミサイルが落ちれば言うこと無し。
  ・世界中の過激なイスラム教徒どもを徹底的に殲滅する。
  ・ゲイやオカマなど性的変態を地上から抹殺する。
  ・日本から駐留米軍を引き揚げる代わりに日本の核武装を容認する。
などを列挙した。もちろん、実現は極めて難しい項目ばかりだ。

しかし、少なくともトランポは中国に対して厳しい態度を取った。最初は目先の個人的な利益だけを考えて中国や北朝鮮に対して融和的な態度を取っていたが、最終的には非常に厳しい態度に変わった
彼の対中国政策や対北朝鮮政策は、国益や国際関係を考えて熟慮を重ねた戦略ではなく、単に自分の選挙戦を有利に導くために場当たり的に取った支離滅裂な政策の羅列だが、結果的に中国に対して厳しい態度を取ったことだけは大いに評価できる
前任のオバマが、口先だけ立派な事を言いながら実際には何もせず、ただひたすら中国を増長させただけの無能大統領だっただけに、トランポの方が3万倍は素晴らしかった。
ただ、バイデンは口先だけの弱腰オバマの副大統領ではあったが、中国に対しては厳しい態度を続けると予想されている。なぜならアメリカの議会は今、上院も下院も全会一致で中国に対して厳しい姿勢を見せているからだ。

また、トランポは性的変態に対しても厳しい態度を取った。土壇場でどさくさに紛れて保守派の最高裁判事を選んだことにより、今後しばらくはアメリカの最高裁は反変態の判断が続くと予想される
これはアメリカ国内だけの問題ではなく、世界中に影響を及ぼす問題であり、日本の道徳社会を守るためにも喜ばしいことだ。
ただ、最高裁判事はバイデンが大統領になったところで差し替えられる訳ではないから、トランポが当選する必要はない。

て事で、数少ないトランポの成果は、バイデンになっても変わらないだろう。とすれば、もうこれ以上、アホのトランポに付き合わされる必要はない。バイデンで結構だ。
常識的に考えればアホのトランポよりはヨボヨボのバイデンの方がマシだろう。

(ピッグ)「まさか株価が堅調に推移しているから安心してるのでは?」
(幹事長)「あ、分かった?」


当初は、社会主義的な政策を公約に掲げるバイデンが当選したら、産業界には逆風になるから、株価は暴落すると言われていた。
ところが実際にはそのような状況にはならず、株価が堅調に推移しているから安心しているのは確かだ。

そうなると、非常識で目先の自分の利益の事しか考えないより、ヨボヨボバイデンの方がマシだ。
気になる点と言えば、ヨボヨボバイデンが指導力を発揮できず、左翼色を強める民主党の主張が強くなり、社会主義的な政策が実現されるかもしれない事だ。
ただ、これも上院で共和党が過半数を維持すれば、それほど極端にはならないだろう。

そもそも今回のアメリカ大統領選挙で混乱が生じている根本原因はマスコミにある。愚かなマスコミが諸悪の根源だ。
4年前の選挙の時も同じだったほとんど全てのマスコミが、いけ好かないヒラリークリントンの当選を確実視していた。いくらなんでもアメリカ国民がアホなトランポを選ぶとは予想してなかった。
ところが蓋を開けてみるとトランポが勝利した。

今回も同じだ。マスコミは、この4年間でトランポのアホさ加減が明るみになったから、いくらなんでも今回はアメリカ国民もバイデンを選ぶだろうと固く信じていた。そして世論調査の結果は、全てバイデンの圧勝だった。
ところが蓋を開けてみると、僅差の戦いであり、ギリギリでバイデンが滑り込んだのが実情だ。
再集計したジョージア州の票も、バイデンが2,475,141票、トランポが2,462,857で、僅差だ。いくつかの州ではもっと票差が開いているが、大半の州では僅差で決まっている。決してバイデンが圧勝した訳ではない
それどころか、4年前の選挙に比べてトランポが獲得した表は大幅に増えている。つまり、この4年間でアメリカ国民がトランポに愛想をつかしたというのは大間違いだ。

このような誤解の根本原因がマスコミの世論調査だ。4年前にトンでもない結果を予想してバカさ加減を露呈したというのに、今回も相変わらず脳天気な予想を億面もなく発表して混乱を招いた。なぜ4年前の反省が無いんだろう。
これは日本のバカなマスコミも同じだ。バカなマスコミの世論調査は、自分たちの意見に沿うような結果を引き出すために誘導尋問の質問になっている。なので、バカなマスコミの世論調査を鵜呑みにしてはならない。

今回のアメリカ大統領選挙でのマスコミの失態の原因は、自分たちが応援するバイデンに勝って欲しいという偏った考えだ。
マスコミは自分の意見を持ってはならない。あくまでも中立的に事実だけを伝えればいい。それなのに、頭の悪いマスコミは、自分たちが正しいと思い込んでいるから、自分たちの意見を前面に出そうとする
アメリカのマスコミも日本のマスコミも世界中のほとんど全てのマスコミは、なぜかトランポが大嫌いだ。別にバイデンが好きな訳でもなんでもないが、トランポが嫌いというだけでバイデンを応援してきた。
なので、何がなんでもバイデンに勝って欲しいがために、冷静な選挙分析ができなくなり、バイデンの圧勝だなんて愚かな世論調査結果を嬉しそうに発表していたのだ。
こんないい加減な世論調査なら無い方がマシだ。百害あって一利なしだ。

選挙結果の大勢が判明した後も、ニューヨークの街角なんかでバイデンの勝利を祝う人たちの映像を、まるで人民が勝利した革命ののようにマスコミは垂れ流していたが、バイデンが勝ったのはニューヨークやカリフォルニアと言った都市部が中心だ
人口が多い州で勝ったため選挙人の数では306人対232人と、かなりの差がついたが、得票数は79,683,304対73,698,667と、それほど差がついたわけでもないし、勝った州の数もほぼ同数だ
また白人票では今回もトランポの方が多く獲得している
このような現実から目を背け、トランポが負けたことが正義であるかのように報道しているマスコミが、いかに多いことか。それはアメリカのマスコミに限らず、頭の悪い日本のマスコミも同じだ。

このようなトンチンカンな世論調査結果と偏った報道は、上院選挙や下院選挙の結果も同様だ。
同時に行われた上院議員選挙では、現在少数派の民主党が勝利して過半数を獲得するのが確実視されていたが、今のところ共和党が過半数を維持しそうな勢いだ。
また下院議員選挙では、現在でも過半数を握る民主党が議席を増やすと予想されていたが、蓋を開けてみれば民主党は議席を減らしている
これらのトンチンカンな予想は、大統領選挙と同じで、自分たちの希望に影響されて冷静な分析ができなかったことによる。
アメリカのマスコミのバカさ加減は、日本のマスコミと同じだ。

(ピッグ)「マスコミ批判は勝手にやってくれていいんですけど、このコーナーの記事は実に1ヵ月ぶりですよね。やる気あるんですか」
(幹事長)「すんませーん」


ずっと気になってはいたんだけど、10月前半は東北地方に山岳遠征に行ってたし、10月末から11月初旬は関東地方に山岳遠征に行ってたし、その間に阿蘇山に登山とサイクリングに行ったりして、それらの記事を書くのに追われていたし、さらに庵治マラソンを自主開催したし、ほかにも里山登山やBBQパーティーとかで大変忙しく、こんなどうでもいいコーナーの記事を書く時間がありませんでした。ごめんさない。

(2020.11.20)



〜おしまい〜





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