国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）はロシアの手先か？

ウクライナへの軍事支援について、へっぴり腰で煮え切らない態度に終始していたドイツが、ようやくレオパルト２戦車を供与すると発表した。
私がこのコーナーで声を大にして批判したので心を入れ替えたものだ。

（石材店）「ほんまですかっ！ドイツ政府はこのコーナーを読んでるんですかっ！」
（幹事長）「ペンギンズにもドイツのスパイがおるかもしれんぞ」

本音ではウクライナへ戦車を供与したくないドイツ政府としては「アメリカがＭ１エイブラムスを供与するのであれば、ドイツもレオパルト２を供与しても良い」なんて言い訳をしていたが、アメリカがＭ１エイブラムスを供与すると発表したため、嫌々ながら渋々レオパルト２戦車を供与する事にしたものだ。
同時に、ポーランドやフィンランドなどが自国が保有しているレオパルト２をウクライナへ供与することについても容認すると発表した。
これでとりあえずヨーロッパ諸国が一致団結してロシアに対抗する姿勢を示した事になる。まずは良かった良かった。

ところが、ここへきてなぜか逆行する動きが出てきた。
なんと国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）がロシアとベラルーシの選手の国際大会復帰に向けて検討するなんて言い出したのだ。
トンでもない話だ。ロシアが再びウクライナに対して大攻勢を仕掛けようとしているさなかに、なんという愚かな事をするんだろう。
ＩＯＣってのは自分たちの利益しか考えていないから、ウクライナがロシアに蹂躙されようが全く気にせず、スポーツ大国のロシアと仲良くなりたいんだろう。
完全にロシアの手先に成り下がっている。こんなＩＯＣの自分勝手な行動は断じて許してはならない。

ところが、このＩＯＣの愚かな発表を受け、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の山下会長は「その方向で可能性を探ることは、決して間違っていない。一生に一度や二度の機会を奪われるべきではないという意見はある」と賛意を示した。
もう信じられない。こいつも自分たちの利害しか考えていないのか。
山下会長は人柄が良さそうだから私は好きだったが、もし何も考えずに無邪気に言ってるのであれば、アホの極致だ。いくら人柄が良くても、こんなにアホでは使い物にならない。
使い物にならないだけでなく、日本にとって百害あって一利なしだ。痴呆老人森元首相と同じだ。
あるいは、本当はアホではなく、自分たちの利益だけを考えて言ってるロシアの手先なのであれば、あまりにも悪質なので捕まえて北朝鮮に島流しすべきだろう。

いくらロシアの選手であっても、政治に関係無いスポーツ選手が政治に巻き込まれてオリンピックに参加できないってのは気の毒ではある。
しかし、ウクライナでは、何の落ち度も無く、何の責任も無い多くの人々がロシアによって大量虐殺されている。何の罪も無い大勢の子供たちがロシアによって大量虐殺されている。
このような時に、のうのうとオリンピックに出たいと言うロシア選手なんて、絶対に許されない。

スポーツ選手は政治とは無関係だ、って言うのは嘘だ。１００％の嘘だ。
なぜソ連時代からロシアは国をあげてスポーツを強化してきたかと言うと、国の威信をかけてきたからだ。ロシア選手がオリンピックで活躍すると、ロシアの社会体制の有意差を世界に知らしめることができるからだ。
ロシアと並ぶ悪の２大帝国である中国も同じ事をやっている。
また、ウクライナへの軍事侵略が思うように進まないため不満を募らせているロシア国民も、オリンピックの場でロシア選手が活躍したら少しは気持ちが晴れて、より一層ウクライナへの軍事侵略を進めようとするだろう。

なので、ロシア選手のオリンピック参加は絶対に許してはならない。
どうしても参加したいと言うのであれば、参加する前に「私はロシア人ですが、ロシアによるウクライナへの軍事侵略には絶対に反対しています」と宣言させ、テレビを見ているロシア人にも分かるように、ユニフォームには「Ｎｏ　Ｐｕｔｉｎ，Ｎｏ　Ｗａｒ」とデカデカと書かせるべきだ。

ただ、山下会長はトンチンカンでトンでもない事を言っているが、山下会長の母体である全日本柔道連盟の関係者は「戦争が終わってもいないのに平和の祭典に参加させるのは反対」と常識的な話をしている。
山下会長は偉くなりすぎて、みんなの話を聞かなくなってしまったのだろうか。

（２０２３．１．２８）

〜おしまい〜

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