亀井大臣辞任

〜 辞めて良かった静香ちゃん 〜



亀井静香郵政改革・金融相が、郵政改革法案が今国会で成立しなかった責任を取るとて、辞任した

(幹事長)「誠に喜ばしい限りじゃ」
(石材店)「やっぱり亀井大臣は嫌いですか」
(幹事長)「あいつ小泉改革に否定的だからな」
(石材店)「小泉改革は、もう時代遅れですよ」
(幹事長)「それに、あいつ死刑反対派なんだぞ」


そうなのだ。なんで静香ちゃんが嫌いかと言えば、なんと言っても彼は死刑廃止を推進する議員連盟の会長をしているくらいの死刑反対派なので許せないのだ。この幹事長の独り言コーナーでは、死刑反対に反対する意見を度々書いているため、死刑反対派の人たちからみんなの広場に「死刑反対に反対するのは反対だ」との書き込みを頂いたりするが、いくら死刑反対派が死刑反対に反対するのは反対だと言っても、僕は絶対に死刑は必要だと思うので、静香ちゃんは大嫌いだ。

(石材店)「もう、何を言ってるのか分かりにくいなあ」

それから、郵政改革に対するスタンスだ。僕は本来的には、郵便事業は国営を維持すべきだと考えているので、そういう意味では郵政民営化に賛成というわけではない。しかし郵便貯金や保険事業は別だ。国営の信用力をバックに国民から広く金を集め、それを無分別に公共事業に注ぎ込んできた構造は変えなければならない。なので、少なくとも郵便貯金や保険事業の改革は進めなければならない。それなのに静香ちゃんは、郵政票だけが頼みの綱なので、何でもかんでも昔の国営時代の姿に戻そうとしている。これは絶対に阻止せねばならない。

おまけに、静香ちゃんは、金融相を兼務していたため、中小企業の借金返済を猶予する中小企業金融円滑化法(通称「モラトリアム法案」)をぶち上げたりして、無茶苦茶やってきた。「小泉政権の市場原理主義の逆を行く」として進めた政策なんだけど、どう考えても、単なる不良債権の先送りだ。こいつ経済のイロハも知らないのか、と思ってしまう。古いじいさんだから金融の役割というのが理解できてないのだろう。中には、経団連の反対を押し切って、上場企業に有価証券報告書で1億円以上の報酬を得る役員の名前と報酬額を公表させる制度を強引に導入させたように、評価できる案件もあるんだけど、基本的には老害を撒き散らしたじいさんだ。

て事で、大嫌いな静香ちゃんが辞めてくれて本当に良かったのだ。静香ちゃんの後任は、郵政改革逆戻りだけが命の国民新党から出てくるから、基本的な政策は変わらないようにも見えるけど、静香ちゃんの存在感は大きかったから、静香ちゃんが閣外に去れば、いくら民主党との連立を維持したと言っても、国民新党の影響力は激減するだろう。

て言うか、そもそも、参議院選挙前に郵政改革逆戻り法案が通っちゃえば、もう参議院選挙で国民新党に投票する人はいないぞ。国民新党の存在価値は、「郵政改革に反対する人の味方」というだけだから、郵政改革逆戻り法案が通っちゃえば、もうお役ごめんで見捨てられるぞ。だから、あくまでも民主党の勝手な行動により参議院選挙前に郵政改革逆戻り法案が廃案になったことは、選挙対策としては国民新党にとってもラッキーだったはずだ。静香ちゃんは格好つけて辞任したけど、何の痛手も無いどころか、かえって願ったりかなったりの状況のはずだ。

しかし、そうは問屋がおろさないぞ。もし7月の参議院選挙で民主党が単独過半数を取れば、社民党みたいに、国民新党もあっさりと切り捨てられるだろう。そうなれば、郵政改革逆戻り法案も完全に葬り去られるだろう。そうなることを切に願うぞ。

(石材店)「おや?幹事長は今回も民主党を応援するんですか?」
(幹事長)「鳩山バカボンが辞めたから、もう一度期待したいな」
(石材店)「民主党支持率がV字回復した原動力であるミーハー国民と同じですねえ」
(幹事長)「何を言うか。ミーハー国民は、鳩山バカボン政権が発足した時も大いに指示していたが、
       僕は最初から鳩山バカボン政権には大反対だったぞ


ま、そんな事はどうでもよくて、鳩山バカボンに比べると遙かにまともそうな菅首相には大いに期待したいぞ。

(2010.6.11)



〜おしまい〜





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