Step by step

第4回 PRELIMINARY

さて、これまでのステップを踏んできた人は、毎週末のようにいろいろなレイクに出かけてボート釣りを楽しんでいることでしょう。操船にも慣れキャスト(ポイントとの距離)感覚もつかめてきたら、釣果のほうもおのずとついてくるようになり 自分の釣りに自信が持てるようになってきます。

そうなれば・・・NBCやJBワッペンを胸につけ、表彰台でインタビューを受けている自分の姿を想像してはニヤニヤ・・・さあ、あとは大会に出場さえすれば、『ここからがオレの(アタシの)サクセスストーリーだぜ!』なんて考えてはいませんか?

  ********でもちょっとまってください!********

勝利を夢見るのは良いことですが、大会に出場するには普段の釣行とは違った準備をしなければいけません。今回は、より万全な体制を整えるためのステップです。

ボートやタックル以外に必要なものをあげています。ぜひ準備しておきましょう。

<大会に必要なモノあれこれ>

ライヴウェル

検量時間までバスを元気に(殺さずに..ではない!)キープしておくために必要な道具。競技専用に多数販売されているが高価であるため、市販のクーラーBOXを改造して自分だけのオリジナルを作ってみるのも楽しい。

(ちなみに私はこう作ってみた)

これが無いと大会に出場する資格はありません、ストリンガーやビニール袋では絶対にダメです!

バネ計り

公式ルールではライヴウェルにキープできるバスは5匹です。6匹目が釣れた時点でいちばん軽い一匹と入れ替えするために計量が必要となります。また、自分が現在どの程度のウェイトを持っているかというのは、大会中の戦略に大きく影響します。

私は4Kg計(50g単位)と1.5Kg計(20g単位)を併用しています。

ビニールポーチ

何に必要?と思うでしょうが、これがなかなか重要アイテムなんです。

受付け時に配られる帰着用紙・検量用紙は、競技中ずっと保持していなければいけません。提出時点で雨や水しぶきにより濡れていると失格になる恐れがあります。

カラーマーカー

キープしているバスのサイズがどれも同じ位だった場合、入れ替えのために一番軽い一匹を探すのは大変です。カラーマーカーで印をつけ、ウェイトをメモしておきましょう。

専用マーカーが市販されていますが高価なので、私は安全ピンとキーホルダーで自作しました。(6色用意すると入れ替えがスムーズですよ)

データノート

よほどの秀才でも、頭のなかの記憶だけを頼っていては情報が偏ってしまい的確な戦略をたてられません。本気でプロを目指すなら、陸・ボートを問わず、釣行データを記録しましょう。釣果だけでなく、ウィード位置や山立てしたポイントの目印などが本戦できっと役立ちます。

私はノートとは別に、フィールドへは暗記帳を持って行ってます。デカいノートはかさばりますからね。

さあこれで準備万端! NBCチャプターで臆することのないように、まずは度胸試しとして地元ショップ主催のローカルトーナメント大会にでも参加してみましょう。

次回はいよいよ実践編、『プラクティスについて』を予定しています。

1999.8.28

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