ホテルでの飲料水の確保


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コテージの室内  水道は塩水だからもちろん飲めない。
 冷蔵庫の中に、二升は入りそうなポットに水が入っていた。説明によると、雨水を濾過したものだそうである。日本人は、胃腸が余り丈夫でないから、一旦煮沸して冷まして呑んだ方がよいとのことである。冷蔵庫の上にちゃんと電気湯沸器が置いてある。
 電気湯沸器に水を入れ、コンセントに接続したとたんにヒューズが飛んだ。日本にあるようなブレーカーならすぐに回復できるが、ちゃんとした「溶断」ヒューズである。ヒューズを持っていない私の手には負えない。
 係員に来て貰ったら、ヒューズは取り替えてくれたが、湯沸器を使うときには、照明や冷蔵庫を切れという。
 最早、日は暮れていて、照明を切ると真っ暗になってしまう。日本から持ってきたミネラルウォーターがまだ残っていたので、それで我慢することにした。
 この国には、チップの習慣はないが、何か特別なことを頼んだときは、謝礼をした方がよいとのことだったので、関空の免税店で買ってきたセブンスターライトの五本入り二箱をあげた。
 そうすると自己紹介に始まり、何かと話しかけてくる。話はチンプンカンプンさっぱり判らない。 その内、添乗員が「脚を打撲したので何か薬が欲しい。」と言っている。と教えてくれた。打撲の湿布は持っていないので、虫さされのかゆみ止めを出して、添乗員に塗って貰った。

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