オーストラリア文化


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ケビエンホテル玄関  ケビエンホテル第一夜のこと。夕食を午後6時30分開始、蛍の木見学に午後8時出発という計画であった。  ところが、いくら待っても何も出て来ない。添乗員は、「こんなものなんですよ。時間の観念は、全くありませんから。」という。
 1時間ばかり経ってから、飲物の注文を取りに来た。ビールとかコカコーラなど銘々好みで注文する。
 この飲物は、直ぐに来た。料理は依然としてこない。席に着いてから1時間半経過した午後8時頃、料理を督促したところ、注文は受けていないという。今日はビュッフェではないとのこと。
 「今日の料理は、ビュッフェだ。」と言ったのは誤りであったと、マダムが謝りに来た。
 午後8時半、やっと夕食が始まった。遅れて始まったからと言って、料理のピッチが早くなるわけではない。夕食が終わったのは、午後10時15分。蛍の木見学は、キャンセルし、明日に延期した。
 電車が時刻表通りに来ない。会議が予定した時刻に始まらない。これを「オージータイム」と呼ぶのだそうである。欧米とは違ったのんびりムードが、オーストラリアの特徴なのだともいう。
 ニューギニアの時間感覚は、オーストラリア文化圏のせいなのかも知れない。

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