2000年頃
「おや?」
いつものようにうさ様に覆い被さり、あちこち撫でまわしていた時、変な感触に気付きました。
顎の右下あたりに、小さなシコリのようなものが・・・・!
「すわ!うさ様の一大事なのだ!!」
とは言え、こんなド田舎にうさぎクリニックも小動物専門の病院もあるはずもなく、
とりあえず実家の犬猫かかりつけの動物病院へ駆け込みました。
「先生!うさぎも診てもらえますか?!」
「大丈夫ですよ」
最近はうさぎさんを連れてくる人が、少し増えてきたとか。
果たしてうさ様のポッチリは小さな小さな脂肪の塊でした。
腫瘍かと思ってドキドキしたよー・・・( ̄□ ̄;)
しかし、安心したのも束の間、
うさ様を抱き上げていた先生の口から、驚愕すべき一言が発せられたのです。
「この子は男の子なんやねー」
「・・・・・・・・・・・・・は?」
先生が(恐怖のあまりガチガチに固まっている内弁慶な)うさ様の下腹部を押さえると、
ちっちゃな何かが「ぴょこ」と・・・・・
・・・・ええ、「ぴょこ」とね・・・・。
「騙されたーー!!!!」 (ただの言い掛かりです)
かくして記念すべき病院デビューは、飼い主が別の事由でうなだれる結果に終わったのでした。
ちなみに脂肪の塊は3日ほどでなくなりました。
めでたし。
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四年後の初夏、やはりメスだったという新事実が発覚するまで、
きなこ姫は王様として生活する事になります。(これぞ波乱万丈w)
女の子でも周辺を押さえると、ちょんまり覗くみたいですね・・・。
とほほ・・・正直すまんかった。
6. 病院デビュー!