＜カーシートぱーと２＞
最新作の手作りグッズ。ぱーと1で紹介した手作りカーシートもちょっと改良が必要になってきたのと、車を福祉車両に買い替えたのをきっかけに、新作をここに発表します！1作目よりよりシンプルに、安定感のあるものをというところで考えたのがこれ。ヘッドは車椅子（「ＲＶポケット」というバギータイプの車椅子。ヘッドレストはマジックテープで取り外しができる）のヘッドレストを前回同様に活用。キルトの体幹固定ベルトは胸と腰に2本。座席の背もたれに縦２本綿テープを付けて、背後で胸と腰のキルトベルトをマジックテープでとめられるようにしてます。体の側面を支えるクッションと座面のクッションは友達のＭ氏に作ってもらったもので、いい具合に体にフィットするよ。
今回も、お母ちゃんとおばあちゃんの合作。キルトはラブピース柄。私の立ち会いで購入したんだよ。かわいいでしょ。
＜牛乳パックの椅子と机＞
陽子が3歳の時、牛乳パックで座位保持椅子をつくってみようとお母ちゃんとおばあちゃんが作ったのがこれ。写真では見えないけど、股のところに牛乳パックの中に立つぐらいの太さの、手作りの小さいローラーを立てて、体が滑っていかないようにしてる。牛乳パックは２個ギューッと重ね合わせると結構丈夫なので、大人が座っても大丈夫だよ。すごーくこだわりの、私もすごいと思う部分は・・・この椅子のカバー。牛乳パックの段々に合わせて、キルティングでおばあちゃんが作ってくれたよ。
もう使ってないこの椅子。でも、制作の楽しさを味わいだしたこだわり作は、捨てられないんだよナー。それにしても、インパクトのなるこの大きな緑の大人用健康スリッパ。妙にゴキゲンではいてる私。なんか笑えるんだよナー。
＜トイレットチェア＞
牛乳パック活用第２弾。私が安定して座れる便座を見つけて購入。それに合わせて、トイレットチェアを工夫しようと考えたのがこれ。もう捨てようと思っていた椅子の座面を取り去って使用。牛乳パックで便座の台を作り、その中ほどに便器代わりの四角いタッパーを設置できるようにする。その上に便座を置いて出来上がり。トイレ成功！の際は、タッパーのみ外して中身をポイ！簡単だよね。
ついでに、この後ですが、介護用品店で家具調ポータブルトイレを購入し、その便座を取り外し、写真の便座を置くことで、私に使いやすいトイレに変身させて使っています。
＜カーシートぱーと１＞
市販（一応、障害児用）のカーシートを使っていたけど、体の緊張でお尻が前にずれてしまって、シートの上に体が棒状態！？になってしまい、私も自分で直せないという状態を何とかしないととお母ちゃんはずっと考えていたらしい。そして手作りしたカーシート第１作目。ベストのように上体を支えるベルトと、腰のずれを防ぐための腰ベルトがついている。車のシートへの固定は太いマジックテープでしっかりと後ろで止めてます。ヘッドは車椅子（「ＲＶポケット」というバギータイプの車椅子。ヘッドレストはマジックテープで取り外しができる）のヘッドレストを活用。マジックテープ付きベルトを上から吊すような形で、私の頭の位置にくるように固定してあるよ。座面のクッションはお母ちゃんの知人に作ってもらったもので、長時間座ってもお尻の負担が少ないみたい。
そうそう、私は首が不安定なので、車椅子の時も使っている首を固定するワイヤー（「自由自在」という商品にタオルを巻いて使ってる）も忘れずしているよ。今回も、アイデアはお母ちゃん、制作アレンジはおばあちゃんで、2人とも満足のいく出来の様子・・・。私のお陰で、みんな賢くなるよなぁ。
＜スイッチテーブル＆スイッチピラミッド＞
これはちょっと自慢の手作り必需品。肘置き台とスイッチピラミッドと呼んでるスイッチ台もそれぞれ制作。肘置き台の中身は硬質スポンジだけど、スイッチピラミッド（写真ではちょいと解りにくいけどピラミッド型のもので、その1つの面にスイッチをマジックテープで付けて使用する）の中身は・・・全部種明かしするとつまんないから、「きっとこれに違いない！」と思った人、また、自分で作ってみたい人は私にメールしてね！
スイッチピラミッドは、好きな位置に幾つか付けて活用しても楽しいぞーってお母ちゃんは言っています。私も時々2つ付けて楽しんでいます。テーブルマットの中にも、素材選びの達人のおばあちゃん厳選のこだわり芯が入っていますよ。どれもみな、マジックテープでテーブルマットの好きなところにくっつけて・・・。私もゴキゲン！
＜シークレットバッグ＞
何処に行くにも私はこのバッグを車椅子に引っかけていく。新しいバッグはミッキーのキルトでおばあちゃんにつくってもらったよ。結構聞いてくる人があるよ「大事そうに持っているこの鞄の中には何が入っているの？」って。外出の時にいつも持っているんだから、絶対必要なものだよね。安心してトイレに行きたいもん！「中身は便座！」って見せてあげると、たいがいの人は驚いちゃう。ちょっと大きい便座だけど、こんなふうにかわいく持ち歩けたら、なんてことないよね。
＜ビッグおんぶひも＞
私も大きくなってきた。でも、ちょいと抱いてウロウロしないといけないこともあるよね。小柄なお母ちゃんの悩みは、私の身長が高いこと、ダラッとしてると思ったら、抱っこされるとつい嬉しくなって反り返ってしまうこと・・・。で、お母ちゃんは「抱っこ」より「おんぶ」が楽だと思ったらしい。確かに私も、おんぶの方が見晴らし良いしね。そこで考えて作ったのが「おんぶひも」。ダラリンとした私の背中からお尻までカバーする背当てと、前でカチッと止まる金具でひもを固定。こうしておけば、私が反り返ったときもいくらか安心。体も安定するしね。でも、だからといって長時間歩けとは言わないでね・・・と母の談。