徳島県美馬郡一宇村
徳島県三好郡東祖谷山村 
高知県香美郡物部村

HOME


ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。
それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での行動が求められます。


無雪期


西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛の背(1757) 西熊山東側 北尾根経由   

ふるさと林道 阿佐名頃線 経由
獣道ルート あり
ルートファインディングに ご注意
野生動物にも 要注意
平成15年10月25日 晴れ

西山林道P地点  7:38-- イザリ峠登山口 7:59 -- ふるさと林道阿佐名頃線  登り口 8:47 --久保谷東俣 徒渉地点 9:20 --- 尾根取り付き点 9:30 --縦走路 12:14 --西熊山 (12:30-13:20) --お亀岩 13:38 --天狗峠 14:15 -- 天狗塚山頂 (14:29-15:25) -- 牛の背三角点 15:56 ----林道 17:17 --P地点 17:29

累計歩行距離 17.10km 累計標高差 1615m

絶好の快晴に恵まれた。
紅葉は 下の方が見頃で 上は やや 盛りを過ぎた感じだった。
 
西山栗園付近で駐車し、出発。
西山林道のイザリ峠登山口は 多くの車で満車状態で 他に2台の車が 少し 離れたところに 駐車してあった。

コンクリート舗装の林道(ふるさと林道 阿佐名頃線)を歩く。 

 地図上の 1100-1200m位につけられた 旧道へ どこから はいるか ? 
 今回は 三嶺 北西尾根 のとき利用した  山仕事道を経由して 東側から目指す。
間伐材が倒れかかる 山仕事道を 斜めに登り 小尾根 を少し登った ところで 地図 に出ている 山腹をトラバースしていく 旧道にはいる 。廃道に近い道ではあるが まずまずの  状態であった。

すぐに 久保谷東俣 へ おり 転石づたいに 徒渉する。
旧道は 尾根の末端 を 下り気味に 捲いているので 適当なところから 樹林帯に つけられた 獣道に入る。
1250m付近で 地籍調査 のピンクテープと 壊れた トタン屋根の跡があった。 大きなブリキ製の水入れも 残っていた。

このあと 樹林帯の中 獣道を適当に 藪を避けながら 辿り 標高を上げていく。
やや幅広い形状の尾根ではあるが 枝尾根が無く 一直線に 北へ伸びているだけに 比較的 わかりやすい。 

登っていくと 自然林 の中 笹が 多くなり 野生生物の 足跡が おおくなる。 途中 鹿の 接近遭遇 も何度か あった。

やはり 野生動物の 宝庫のような 樹林帯だ。

1650m位で ほぼ 樹林帯を 抜け出る。気持ちの良い笹原にでたところで 大休止。

三嶺が いつもの アングルとは違う 状態で きれいに 見える。縦走路で 人が歩くのが 遠望できる

湧水が あり 水を求めてくる 野生動物の くつろぎの場になっているような 箇所があった。
更に 笹につけられた獣道を 適当に繋いで いって 上へ いく。

やっと 縦走路に出る。

やはり 人の道は いい道だ。 

この後 西熊山 天狗塚 山頂で ゆっくり 眺望を 楽しみながら 大休止を繰り返し 牛の背三角点を経由して 縦走し 下山。

天狗塚 15:15 「10度 4m 汗もかかず いい季候だ」

HOME

コースメモ

 下部は山仕事道を利用させてもらい  中間から上は 獣道を 繋いでいくルートです。


西熊山 東側から の北尾根

この尾根は、縦走路を通るとき いつも これは いい尾根だと 思っていました。
 上部が 広大に開けた気持ちの良い 笹原で、上部は開けているし、ほぼ枝尾根のない 一直線の尾根で 北側に伸びていて 効率よく 登れたり下れたりする ことが出来そうだ。
と以前から、特に 注目していまして、過去 何度か 下りたい 誘惑にかられましたが、 縦走路から見ても 地図上で確かめても 尾根の取り付き点あたりが 急な谷になっていて 悪場がありそうなので 躊躇っていました。

 平成15年9月27日 西熊山 西側 北尾根 に取り付いたとき 下部の林業用作業道から地図上の 捲き道ルートから 一度 いけるかどうか 少し 試登してみましたが、下部の 尾根取り付き点までに かなり 消耗してしまいそうなので 無理をしないで 作業道経由のルートにしました。
記録はここ

三嶺北西尾根から 1806mピーク経由 三嶺を登ったとき 地図上の 捲き道を 確認しましたが 東側から なら  比較的楽に 尾根に取り付けそうだ。という 感触を得ました。

また 先日 某氏から 久保谷東俣経由の貴重な 情報を もらい 東側から 早速 登って見ることにしました。

尾根にとりついてからも
登山道はなく 獣道を 繋ぎながらの ルートです。 藪や笹の中での ルートファインディングには 苦労します。


登山道が 無いため 人の気配が無く 野生動物にとっては 安住の楽園となっているなという 感じがしました。



林業作業道と 駐車場所についての 注意

この付近 林業の作業 が 行われています。日曜 祭日関係なしに 大型トラックが 頻繁に行き交うことがあります
林業用 作業道への 関係車両以外の 進入は 禁止されていますので ご注意下さい。

コンクリート舗装された ふるさと林道 阿佐名頃線(久保陰工区)は 開通していませんで、現在 工事中です。
一般車は工事車両の邪魔にならないように しないといけません。

駐車スペースは 大抵 資材や 土砂置き場になっていて 一般車の駐車は 工事の邪魔になり 困難です。
遙か手前の 邪魔にならない 十分に広い 安全な地点で 駐車して あとは徒歩で 行くしかありません。


林道 と 作業道 

「林道 」 と 「作業道 」の違いは 一見しても 素人には ややこしいところがあります。

ここでは  コンクリート舗装された ふるさと林道 など 一般車が通る可能性 を前提に作られている幹線を 「林道」とし
「林道」から 枝分かれして 林業の作業専用だけに 規格を落として 作られている 道を 「作業道 」としています。

「作業道」は 一般車の通行は はじめから出来ませんが、
「林道」で 一般車の走行が 出来るように建設 されていても、  その林道の管理者が 管理上 鉄製ゲートや チェーン規制を 行うことがあります ので 実際に その「林道」 を 一般車が通れるかどうかは わかりません。

徳島県農林水産部農山村整備局森林整備課の良くある質問 をご参考にしてください。(ここ


 GPSトラックログ

カシミール(杉本智彦氏作)利用
国土地理院の数値地図25000(地図画像)「高知」「剣山」利用


三嶺を見る

赤テープなどについての 私の考え方は ここにあります。

これだけ自然が豊富な 場所に 赤テープのような 所詮は ビニールゴミになる ようなものを 残置しないように したいというのが私の考えです。

(ビニールよりは まだ 木綿の 赤布なら救えるけれど )それでも 付けないのが 一番 でしょう。

山は 登山者だけのもではありません。 山里の人 林業関係者 には ことに 赤テープは 嫌われます。

また 赤テープは  あとからくる 登山者の ルートファインディングの 楽しみを  奪ってしまうものなのです。

後から来る人のためにも 地図 磁石 何だったら GPSを 積極的に 活用しましょうと いうのが 私の考えです。 


ツキノワグマに関するサイトは

日本ツキノワグマ研究所
lhttp://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/

ツキノワグマ痕跡写真集
http://www.bekkoame.ne.jp/~fujitama/

「山でクマに会う方法 これだけは知っておきたいクマの常識」
     米田一彦 著     1996年10月10日 山と渓谷社
HOME
Leave No Trace (http://www.lnt.org/index.php)
日本語のページ
(http://www.lnt.org/TeachingLNT/LNTJapanese.php)


Copyright by TAKA
All Rights Reserved

平成15年10月26日第一版