中国のゼロコロナ政策の破綻
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「中国が新型コロナウイルス感染抑制に向け実施している厳しい封じ込め措置は、ウイルスの特性を踏まえると持続不可能であり、方針転換が重要だ」という見解を示した。
つまり中国のゼロコロナ政策が破綻していると言う事だ。
WHOが特定の国の感染対策に対して言及することは珍しいし、そもそも中国の飼い犬として有名なWHOのテドロスがこういう事を言うのは驚きだ。
つまり、それほど中国のゼロコロナ政策が害をまき散らしているって事だ。
もちろん、悪の大帝国である中国は猛反発し、「事実を理解し無責任な発言は控えろ」と批判している。
そして、この期に及んで、まだ「新型コロナウイルスとの闘いに勝利する自信がある」なんてほざいている。
今後もゼロコロナ政策を維持するつもりだ。
中国の飼い犬であるテドロスですら批判した中国のゼロコロナ政策の問題点は2つある。
1つ目の問題点は、ゼロコロナ政策は全く効果が無いって事だ。
あれほどキチガイみたいに必死になってやってるのに、中国の感染者は増える一方だ。
中国の感染者数は、一度はゼロになっていた。もちろん、嘘しか言わない中国の発表を真に受ける訳にはいかないが、その中国の発表でも、最近は膨大な数の感染者が出ている。
これは当たり前だ。ただの風邪に過ぎないコロナウィルスを完全に封じ込める事なんて、悪の大帝国の中国でも不可能だ。
そんな分かりきった事が分からないのは、中国は悪の大帝国であるだけでなく、アホの大帝国だからだ。
そして、2つ目の問題点は、ゼロコロナ政策は人権無視の政策って事だ。
上海では、感染者がたった1人出ただけでも広範囲な地区でロックダウンが課せられる。
陽性者だけでなく、陽性者の隣人すら強制的に隔離し、勝手に家の中を消毒しまくっている。
住民がドアを開けるのを拒否すれば、警察がピッキングしてドアを開けて住民を強制排除する。
中国でも5月上旬は大型連休だったが、人口2500万人の上海はロックダウンが1ヵ月以上も続いており、まるでゴーストタウンのようだ。
ヒステリックな対応は、上海だけでなく北京を始めとする他の都市にも広がっている。
北京では、公共交通機関や道路、公園が封鎖されたほか、感染対策に無関係な全ての活動の停止が命じられている。
また、陽性者が1人でも確認されるとマンションは封鎖され、他の住人は部屋から出ることも許されない。
さらに、感染対策のためエアコンは使用できないらしく、猛暑の中、住民は疲弊している。なんで感染対策でエアコンの使用が禁止になるのか、全く理解できないが、アホの大帝国である中国なので、何が起きても不思議ではない。
さすがに、このようなキチガイみたいなヒステリックな対応には、市民から批判と怒りの声が上がっている。
上海市民からは「まるで監獄のようだ。私たちはウイルスを恐れているのではない。この政策が怖い」なんて声が出ている。
以前は、中国と似たような手段でコロナを封じ込めようとした国もあった。ニュージーランドやオーストラリアなんかが典型だ。
しかし、そういう手段が何の効果も無いって事が分かり始めたら、さすがに諦めて規制を緩め、国民の生活に危害を加えないような方向に変更した。
民主主義の国では、国民の多数が批判すれば、政策は方向転換せざるを得ない。民主主義なんだから当たり前だ。
しかし一方、悪の大帝国である中国は独裁国家のため、いくら国民が批判したところで、独裁者はなかなか政策を変更しない。
政策を変更すると、それまでの政策が間違っていたって事を認める形になるからだ。
ロシアのプーチンが、予想外に大苦戦してもウクライナ侵略を止めようとしないのも同じだ。
中国やロシアのような独裁国家は地球に悪をまき散らす存在だ。早く消滅して欲しいものだ。
(2022.5.12)
〜おしまい〜
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