日本大学アメリカンフットボール部廃部

〜 当然すぎる措置 〜



日本大学アメリカンフットボール部が遂に廃部になる事が決まった
当然だ。あまりにも当然すぎる措置だ。

私は今回の大麻事件が起きた時から強く廃部を主張してきた
いや、それ以前に、5年前に内田という極悪な監督の指示により重大犯罪である超悪質な傷害タックル事件を起こした時から廃部を主張してきた。

断わっておくが、私は超がつくほどのアメリカンフットボールの大ファンだ。
阪神タイガースのファンというのは、物心がついた頃から身に沁み込んでいるので、このまま一生続くんだろうと思うけど、それはあくまでも阪神タイガースが好きなだけだ。決して、野球をそれほど好きな訳ではない。
サッカーも日本代表となでしこジャパンとカマタマーレ讃岐は熱烈に応援しているが、サッカー自体がそれほど好きな訳ではない。
圧倒的に好きなのはアメリカンフットボールだ。日本では非常にマイナーな競技なので、ほとんどテレビ放映は無いため、毎年、何万円も払ってアメリカのNFL中継を見ている

だからこそ、日本大学アメリカンフットボール部には怒りを覚える。こんな不祥事を繰り返していたらアメリカンフットボールそのもののイメージが大きく損なわれてしまう。
5年前の犯罪タックル事件の時に、即座に廃部にすべきだった。なぜなら、部や大学の体質を考えると、単に選手や監督を処分しただけで体質が改善されるとは思えなかったからだ。
日本のアメリカンフットボール界全体への悪影響を考えると、日本大学のアメリカンフットボール部は廃部にして、永遠に復活させない強い措置が必要だと訴えた。
そうしないと、ただでさえアメリカンフットボールの人気が乏しい日本において、アメリカンフットボールって危険なスポーツだという認識が広まり、ますます廃れていく恐れが強いからだ。

それなのに、日本大学は甘い措置でお茶を濁し、アメリカンフットボール部は存続した。そして、その結果、今回の大麻事件を起こしたのだ。

今回の大麻事件は、スポーツマンとしてあり得ない恥ずかしい事件だが、この事件をめぐる大学の対応も呆れるほどひどかった
日本大学は事件を去年から把握していたが、相変わらずの隠蔽体質により、これを伏せていた。幼稚だから、隠し通せると思ったのだろう。
だが、その後、事件が明るみになって批判が大きくなったもんだから、慌ててアメリカンフットボール部に対して無期限活動停止処分を課した。ところが、驚いた事に、たった5日後に活動停止処分を解除してしまった
どう見ても、部全体の体質の問題だと分かっていたにもかかわらず、あくまでも部員1人による個人犯罪だと矮小化し、「個人の問題を部全体に連帯責任として負わせる事はできない」なんてのうのうと言っていた。
私は、一選手の問題ではなく、部全体あるいは大学全体の体質によるものだから、少なくともアメリカンフットボール部は即座に廃部処分にするしかないと主張した。
そして、その後、大麻に手を染めた逮捕者が続々と出てくるに及んで、大学も嘘を隠し切れず、とうとう全面降伏し、今回のアメリカンフットボール部の廃部決定となったものだ。

ようやくアメリカンフットボール部の廃部を決定した日本大学だが、経営層の混乱は末期的だ。
理事会は酒井健夫学長と澤田康広副学長の解任を決め、最終的には両名も辞任する事を受け入れたが、澤田副学長は林真理子理事長をパワハラで訴えを起こしたのだ。
澤田副学長はアメリカンフットボール部の寮で見つかった大麻を警察に届け出ず、12日間も保管するなど隠蔽工作に奔走していた張本人だ。
その責任を林理事長から追及され、辞任するよう求められたのに、それをパワハラと称して居直っているのだ。
本当にドンでもない無法者の副学長だが、なんとこの男、元は検事なのだ。こんな法を守らない非常識な男が検事をしてだなんて、日本の司法も末期的だ。

何はともあれ、アメリカンフットボール部の廃部澤田副学長の辞任が決まって一段落、と言いたいところだが、実はこれで安心はできない
日本大学アメリカンフットボール部としては、一応とりあえずは廃部になるものの、なんと来春には新入生で構成されるアメリカンフットボール同好会として活動再開する可能性が高く、その後、ほとぼりが冷めた頃には関東大学リーグの下部から上位へと昇格する算段らしい。
こんな、その場しのぎの誤魔化しの廃部では再び不祥事が繰り返されてしまう。そんな事は断じて許してはならない。
この犯罪者集団が復活する事のないよう、監視を続けなければならない。

(2023.11.29)



〜おしまい〜





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