日本大学アメリカンフットボール部の復活

〜 呆れてものが言えない 〜



5年前に超悪質な傷害タックル事件を起こしたのに何の反省もなく、再び大麻事件という破廉恥な事件を起こした犯罪者集団の日本大学アメリカンフットボール部を巡る問題が、トンでもない方向に向かっている。

先月、いったんは廃部の方針が決まっていたのに、なんじゃかんじゃとモメて右往左往していたが、取り合えずなんとか臨時理事会において廃部が正式決定した
この決定は多数決で行われ、賛成11、反対9の僅差だった。この期に及んで反対が半数近くいるって事に危機感の欠如と言うか認識の甘さに呆れかえる
それでも、ギリギリで良識を保ち、なんとか廃部を決定した。

ところが、この時、なんと「いったんは廃部とするが、同部の再建を検討する予定」だなんて摩訶不思議と言うか信じられない付記があった。
さらに、現部員と既に推薦入試で集めていた来春からの新入生に対し「活動の場として新たな受け皿を設けるなど、学生には不利益が生じないよう競技スポーツ運営委員会が中心となって支援していく」なんて約束しているのだ。
有り得ない展開に唖然とするばかりだが、その内容が明らかになった。

なんと、現行のアメリカンフットボール部をいったん廃部にした後、新たに「新生アメリカンフットボール部」なんてものを発足させると言うのだ。

(幹事長)「どゆこと?」
(石材店)「分かりません」


しかも、発足させる新しい部はサークルには格下げせず、今と同じ競技スポーツ部(体育会)所属として活動させるとの事だ。
なので、専用グラウンドや寮の使用、スポーツ推薦などの優遇措置は継続される。さらに奨学金の支給、特待生の維持、来春入学予定者の受け入れも保証されたと言うのだ。
つまり、廃部と言いながら、100%何も変わっていない。全く今と同じだ。看板だけ挿げ替えただけだ。

(幹事長)「これって廃部と言えるのか?」
(石材店)「だから分かりませんってば」


この新生アメフト部の創部時期は今年度内とされている。つまり、来年度から何も無かったかのごとく知らん顔してアメリカンフットボール部が活動する訳だ。

これが廃部なのか?一体何が変わったのだ?何の反省も無いのか?あきれ返って茫然自失だ。

そもそも、最初に競技スポーツ運営委員会で廃部の方針が決まったのは、アメリカンフットボール部において「違法薬物の常習的かつ集団的な使用が行われ自浄作用もない」からだった。
それなのに、その犯罪者集団を丸抱えにして看板だけ変えて今のまんまのアメリカンフットボール部を存続させるなんて、誤魔化しにもならない。
こんな事が許されるのか?こんな悪質なアメリカンフットボール部を廃部にする事もできないなんて、大学の管理能力はゼロだぞ。

(2023.12.23)



〜おしまい〜





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